情報洪水症候群〜こころの心理学〜

 

情報洪水症候群

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その時代や社会的背景による心理的要因が引き金となる場合が多い症候群。そして、時代が移ると新しい症候群が生まれるという傾向が見られます。
  【こころの心理学】-情報洪水症候群

情報洪水症候群

情報過多の時代を生き、そして、あふれる情報に溺れていく。情報が氾濫している今の世の中で情報を集めだしたらきりがありません。しかし、几帳面で完ぺき主義のあなたは全ての情報を手にしたいという衝動にかられてしまいます。
そこで手当たり次第に情報を収集するわけですが、あまりの情報量に混乱して仕事が進まない。それがかえって心身に強い負担をもたらし、心の病気に陥ってしまう人が最近増えています。
このような状態を情報洪水症候群といい、最先端の情報を必要とする研究職についている人や、情報をもれなく収集して落ち度がないように気を使う管理職によく見られます。

多くの情報があることは時に安心感を与え、情報が少ない時には不安を感じるものです。
情報収集は大切な作業ですが、それ自体が目的になっては意味がないのです。情報はただ集めるだけでは役に立ちません、それを分析し活用するための判断力が必要ということになります。

多様化し続ける現代社会を生きていくには情報は多いほうが便利ですが、その情報にこちらが振り回されてしまっては本末転倒です。情報に溺れることなく、以下のことに気をつけましょう。
 ・必要最低限の情報は何かを考えること。
 ・時には不必要な情報は捨てることも大切。
 ・多くの情報があれば必ずしも良い判断ができるとは限らない。
 ・最終的な決断力がなければ情報は役に立たない。

 
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