体内時計が刻む24時間のリズム〜休養と睡眠について〜

 

体内時計が刻む24時間のリズム

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  休養と睡眠について】-体内時計が刻む24時間のリズム

体内時計が刻む24時間のリズムを「サーカディアンリズム」と呼ぶそうです。語源はラテン語で、サーカは「約」、ディアンは「1日」という意味です。体内で分泌されるさまざまなホルモンの増減、交感神経・副交感神経の機能のバランス、心拍や血圧に至るまで、身体のほとんどの営みは、このサーカディアンリズムに従っているとわれています。

なかでも最も象徴的なものが体温の日内変動。この体温こそ睡眠に密接な関わりを持っています。体温は朝方に上昇を始め、日中上昇し続け、夕方にピークを迎えた後、夜間に下降カープを描く。あるレベル以上に体温が上がると人は目を覚まし逆に一定以下に体温が下がれば、自然に眠くなるというわけです。

睡眠に関与するといわれるメラトニンというホルモンに体温を下降させる役割があるといわれています。
逆に朝方には体温が上昇し、コルチゾールというホルモンの分泌が増える。
これらのホルモンの分泌もサーカディアンリズムによって調節されていることは、いうまでもありません。

睡眠負債を解消することだけを考えれば、必ずしも夜に限定して眠る必要はありません。
夜活動して朝眠りにつくという生活でも構わないはずです。でも実際はどうでしょう?
昼夜逆転の生活を続けて、食欲が落ちたり、頭がボーッとしたり、気力が低下したりという経験ありますよね。自分自身の身体に備わった時計と真逆のリズムで生活していれば、そのはずです。

夜の睡眠は道理に叶っているのです。

 
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