眠りと目覚めを促す体内時計〜休養と睡眠について〜

 

眠りと目覚めを促す体内時計

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  休養と睡眠について】-眠りと目覚めを促す体内時計

さて、夜眠くなる理由はすべて睡眠負債に由来するわけではありません。
睡眠に重要な影響を及ぼすもう一つの重要なキーワード。それは「体内時計」です。

地球上のほぼすべての生物は1日24時間の時間を把握するための時計を持っています。
これは獲物を効率よく獲るため、繁殖のため、季節を知り環境の変化に順応するためなどです。

たとえ時計のない状態で光の入らない部屋にいても、眠くなる時間や起きる時間は、ふだんとあまり変わらない。そんなことも決して珍しくはないのです。これは精密なる体内時計が常に1日24時間の時を刻んでいるからなのです。

時計の中枢は脳に存在しています。場所でいうと生命維持を司る間脳の一部でもある視床下部です。
厳密にはさらにその一部である視交叉上核が左右の視神経が交わる部分に当たるそうです。
約1万個の神経細胞からなる視交叉上核が時を刻み、朝起きて夜眠るというごく自然の流れを作っているのです。 まさに人体の神秘ですね。

 
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