ナルコレプシー〜こころの病気〜

 

ナルコレプシー

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まだままだ「心の病気」は正しい理解を得られていないのが現状かと思います。誤った偏見を持ったり、「病気ではなく単なる気持ちの持ちようだ!」というようなことで解決しようとする人も少なくありません。
新たな心の病気が増えつつある「心の時代」だからこそ、心の病気に対し多くの人々が正しい理解を持ち適切に対応することが必要不可欠なことだと思います。
  【こころの病気】-ナルコレプシー

ナルコレプシー

日に何度も眠気が起こり、社会生活に支障をきたしてしまう。
突然、眠り込むような睡眠発作を伴うこともある。


概要
日に何度も場所や状況を選ばず起きる強い眠気の発作を主な症状とする精神疾患(睡眠障害)をいいます。笑う、怒るなどの感情変化が誘因となる情動脱力発作を伴う人が全体の6、7割程度。入眠時もしくは起床時の金縛り・幻覚・幻聴の経験がある人も多く、夜間は中途覚醒や、幻覚や金縛りを体験するなど不眠となりやすい。1日の睡眠時間の合計は健常者とほとんど変わらないといわれています。

日本では「居眠り病」「過眠症」とも呼ばれていますが、一般への知名度が低いうえ、専門医が非常に少ないため、正しい診断・治療が受けられないことや、まわりの人間からの理解が得られ難いなど、本人には大きな負担がかかっているのが現状です。
発症タイプは以下の2通りあります。
 ・15〜20歳頃に発症するタイプ(本態性)
 ・頭部外傷、脳炎の後遺症、脳挫傷などが原因となり起こるタイプ(症状性)


どんな症状
ほとんどの場合が、精神的に緊張していれば、何とか乗り越えられるほどの眠気です。
しかし、運転中や仕事中などにかまわず一日に何度も起こるため、社会生活に支障が出ます。また我慢できない眠気が起こり、突然10〜30分ぐらい眠り込んでしまう場合もあります。これを睡眠発作といいます。
ときには寝入りばなに怖い夢を見たり、金縛りになることもあります。このほかにも笑ったり驚いたりすることにより誘発され、身体の力が抜けて倒れてしまうことがあります。


対策は
十分に睡眠をとっているにもかかわらず、日に何度も突然寝てしまうことをくり返すようなら、
専門医に相談することをお勧めします。


ポイントは
本人は、何度も眠 くなったり、突然力が抜けてしまうことをとても気にしています。
家族や周囲の人は、こうした一連の症状が病気であり、治療すれば回復することを伝え、
治療に協力するようにしましょう。

 
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