パニック障害〜こころの病気〜

 

パニック障害

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まだままだ「心の病気」は正しい理解を得られていないのが現状かと思います。誤った偏見を持ったり、「病気ではなく単なる気持ちの持ちようだ!」というようなことで解決しようとする人も少なくありません。
新たな心の病気が増えつつある「心の時代」だからこそ、心の病気に対し多くの人々が正しい理解を持ち適切に対応することが必要不可欠なことだと思います。
  【こころの病気】-パニック障害

パニック障害

激しい不安に襲われる。対象のない不安におびえる。
突然頭が真っ白になり、動悸、息苦しさ、「死ぬのでは・・・。」「発狂してしまうのでは・・・。」
といった死を感じるほどの恐怖に突然襲われます。


概要
理由もなく突然大きな不安に襲われ、それに伴って身体の症状も現れるのがパニック障害です。
何の前触れもなく、日常生活の中で、突然激しい不安と恐怖に襲われ、動惇や頻脈、呼吸が苦しいなどの症状とともに、「このまま死んでしまうのではないか」「発狂してしまうのではないか」というような強い恐怖感に襲われます。これをパニック発作といい、一度発作を起こすと繰り返すことが多いのが特徴です。

パニック発作は場所に関係なく起こりますが、初めて発作を起こした場所がエレベーターや電車の中、狭い地下街などの一定時間閉鎖された場所、また、人ごみ、雑踏や繁華街など人の集まる場所で起きると「同じ場所で再び発作を起こすのではないか」という不安がひどくなり、そうした場所に行けなくなってしまいます。
パニック障害は女性や青・壮年期に多いといわれています。性格的には特に偏りもなく、非常に良心的で温和、多少小心なところがあり、危険や人との衝突に対して敏感なところがあるといった共通点が見受けられます。


どんな症状
パニック発作は、前触れもなく、突然起きるのが特徴ですが、身体・精神症状は約10分をピークに、
だいたい1時間以内には治まります。主な症状は次のとおりです。

-身体的症状-
 ・動悸がする。頻脈になる。
 ・胸が詰まったような苦しさ。窒息感。
 ・腹痛、下痢、便意など。
 ・吐き気。実際に吐くことも。
 ・血圧の上昇/下降。
 ・めまい。耳鳴り。
 ・震え、しびれ感。
 ・全身の熱感や逆に冷たく感じる。
その他、発汗、頭痛など。

-精神的症状-
「このまま死んでしまうのではないか」「発狂してしまうかもしれない」という強い不安と恐怖に襲われ、
激しい恐怖のため救急車で運ばれる場合もあります。
一度発作を起こすと、その後の発作がなくても「あの場所に行くとまた発作を起こすのではないか」と怖くなり、その場所へ行くことを想像したり、近くに行っただけで、発作が起きそうになることもあります。
あるいは漠然とした予期不安だけが強く出て、発作症状よりもその不安自体に苦しめられることが多々あります。


対策は
一度発作を起こすと、間隔の長い短いはあるにしろ、繰り返し起こることが多いようです。
「また起きるのではないか」という不安が引き金になり、次の発作を招くこともありますから、一度発作を起こしたら、すみやかに専門医を受診することをお勧めいたします。


ポイントは
「気のせい」「気にしすぎ」 などと決めつけないで、パニック障害が病気であることを理解しましょう。
一定時間閉鎖された場所で起こる閉所恐怖を伴うタイプの場合は、移動は停車駅の多い各駅停車を利用し、エレベーターなどは必ず誰かがついて乗りましょう。
広場恐怖を伴うタイプの場合は、雑踏や人ごみには連れていかないなどの配慮が必要です。発作が起きたときは「この発作は大丈夫」「絶対に死なない」などをしっかり伝え、ゆっくり深呼吸をさせ、頭を低くして休ませ、症状が治まるのを待ちましょう。


あなたは何も悪くない
パニック障害に悩まされる方は、自分がしっかりすれば
周りに迷惑をかけなくて済むのに…
早く治さないとダメだ…
と自分を責めて追い込んではいけません。

パニック障害を克服するのに、壮絶な覚悟とか、必死の努力とか、
そういったものは回復を遅らせる原因になることがあります。

それでも、なかなか改善の兆しが見えない方は、テレビ、雑誌に引っ張りだこの精神科医 本田メンタルクリニック 総院長 本田昌毅先生監修の「パニック障害克服プログラム」をオススメします。
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