小脳〜こころの病気〜

 

小脳

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こころの病気には解らないことが多く、未解明な部分が大勢を占めていましたが、
近年、脳科学の研究が進歩し、少しずつ脳と心の関係が解明されるようになりました。       
  【こころの病気】-小脳

【小脳】
脳を背側から見たときに大脳の尾側に位置し、外観がカリフラワー状をした部分で、大脳の下に位置しています。小脳は大脳にほとんどおおわれていて、重さは脳全体の10%程度。小さいですが脳全体の半分以上の神経細胞が集中しています。

大まかな運動命令が大脳から出されて、小脳の回路でそれを細かく調節してから、全身へと命令が送られます。小脳の機能は、運動の中枢や操作記憶など運動機能の調整であり、平衡、筋緊張、随意筋運動の調節を行っています。

このため、小脳が損傷を受けると、運動や平衡感覚の調節がとれなくなり精密な運動ができなくなったり酔っているような歩行になったりします。

また、体のバランスをとっているのも小脳です。 小脳の働きが壊れると、めまいが起きたり、身体のバランスがとれなくなって、片足で立っていられなくなります。

-メモ-
小脳の皮質は、とても規則正しい構造になっています。
1平方ミリメートルに、なんと50万個の神経細胞が回路網をつくり、
一つのコンピュータのように情報を処理しているのです。
小脳全体には、このシステムが3万もあるといわれ、複雑な動作や運動も筋肉を協調させて行うことができます。


 
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