花粉症の予防と対策を解説

花粉症の減感作療法とは

花粉症の治療方法の一つに減感作療法というものがあります。減感作療法というのは、まず、アレルギー症状を引き起こす原因=アレルゲンを特定します。

その上で、そのアレルギーの成分を長期間に渡って少しずつ身体に注入することで、そのアレルゲンに身体を慣れさせ、過敏な反応を減らしていこうという治療法です。

本来、細菌やウイルスといった外敵が体内に入り込んだときに、体を守るために働く免疫系が勘違いを起こすのがアレルギー反応ですよね。本来外敵でも何でもないアレルゲンが体の中に入ったときに免疫系が「あれ?これって外敵かな?」と勘違いして反応が起こってしまうのです。

この勘違いを正すために、ほんの少しのアレルゲンを体内に入れます。大変少ない量のアレルゲンに接触したときには、免疫系は「外敵だ」とは思わずに「これって何だったっけ?」と考え込んでしまうんです。

そこでしばらくしてから、もう少しだけ多い量のアレルゲンを体内に入れます。すると免疫系は「はて?何か見覚えがあるけど、敵だったかなぁ。忘れちゃった」となり、「敵のような気もするけど、まあ適当でいいや」となって、反応が弱くなってしまうのです。
うまくいくと薬が不要になったり、大幅に減らすことが出来ます。

花粉症の場合だと杉花粉のエキスなどを使うようです。
ただし、花粉症の治療法として効果があることは分かっているのですが、治療に必要な期間が数年間かかったり、この減感作療法を行なえるお医者さんや病院が限られているのが難点です。

花粉症の治療法としては、今のところ唯一、
完治させることができるとされている方法です。

花粉症治療の最終手段とも言える減感作療法ですが、先に挙げたように難点があり、今のところまだそれほど普及はしていません。症状が安定するまでに少なくとも数ヶ月、安定してからでも数年は注射を打ち続ける必要があるからでしょうか?

とはいえ、本当に花粉症の症状がひどくて悩んでいるのであれば、
受けてみるのも一つの方法かと思います。

今のところこの減感作療法を受けることができる場所は限られていますが、
数年かかっても、完治してしまえばその後数十年にわたって、
花粉症に悩まされることがないというのであれば、やはり気になりますね。


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