神経症〜ストレスとこころ〜

 

神経症

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発病や病状の経過に、心理的・社会的ストレスが関与していることが大きいと考えられる
病気(ストレス関連疾患)として、以下のようなものが知られています。
こうした病気があるときは、ストレス病の可能性も考えてみるべきでしょう。
 
  【ストレスとこころ】-神経症

神経症

神経症とは、精神医学用語で、主に統合失調症や躁うつ病などよりも軽症であり、病因が器質的なものによらない精神疾患のことをいいます。神経症には「不安」を中心とする一定の症状がり、その症状の種類によって強迫神経症とかヒステリー型神経症などと名前がついています。
単にイライラするとか面白くないというだけでは神経症とはいいません。軽度のパニック障害や強迫性障害などは神経症といえるようです。

人間はその土地の暑さ寒さといった自然環境に順応しながら生きています。同様に人間関係や人間社会がつくり出した規制や習慣にも自分を合わせながら生きています。子どもには子どもが適応しなければならない社会があり、社会人には社会人の、中年の婦人には中年の婦人の、老人には老人の適応しなければならない社会的人間的環境があります。

神経症とは、そうした社会的環境・人間的環境に、その人がうまく適応できないことが原因でおこる、心の障害といわれています。ただし、脳の障害が先にあって、そのために社会生活がうまくいかないというようなとき、例えば痴呆の初期の軽い状態のときなどは、神経症とはいいません。

つまり、脳の病気でもなく、また精神病でもないことが神経症の条件になります。

 
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