運命の女神と希望〜こころの栄養学〜

 

運命の女神と希望

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  【こころの栄養学】-運命の女神と希望

どん底に落ちて、運命の女神から棄てられ、最後の境涯に沈めば、
あるのは希望だけで、恐怖なんか消えてしまうのだ。

シェイクスピア 「リア王」より

日本語にも「自暴自棄」とか「やけくそ」という言葉がありますが、
何もかも失って、すってんてんになれば、もう怖いものなどなくなる。
そう言っているのです。おそらく、そういうものなのでしょう。

問題はそのあとですよ。やけくそになって好き放題をするのか。
それとも、何クソーっと、裸の自分から再出発するのか。

どうせやり直すなら「希望」をもって人生をやり直す方向に進むのが一番なのですが、
シェイクスピアは、そんなしち面倒くさいことには言及していないようです。
それどころか、何をグダグダ言っておる、そんなことは考える必要はないんだよ。と、

なぜなら、そうなったときの人間にあるのは「希望だけ」で、
どうしたらいいんだ、とか、もう生きて行けない。
などという「恐怖心なんか消えてしまうのだ」と、断言しているのです。

よくよく考えるに、全くその通りかも知れません。
いや、その通りのはずなのです。

私たちは、どん底に落ちれば、もう怖いものなしです、
いやでも希望にすがるようにできているに違いないのです。

そして、すべてを失っときに見えてくるのが本物の「希望」なのです。


シェイクスピア 1564〜1616
イギリスの劇作家・詩人。エリザベス朝ルネサンス文学の代表者
史劇・喜劇・悲劇など多数の作品を残す。
戯曲「マクベス」「リア王」「じゃじゃ馬ならし」「十二夜」など。


 
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