神経伝達物質〜メンタルヘルス用語集〜

 

神経伝達物質

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  【メンタルヘルス用語集】-神経伝達物質

神経伝達物質

神経細胞同士のすきま(シナプス間隙)において脳からの信号(情報)の橋渡しをする神経伝達物質には人間の感情や気分に働きかける性質をもつものがあり、うつ病に関係していると考えられています。

神経細胞のニューロン間で信号(刺激)をやりとりするために必要な物質を、神経伝達物質と呼びます。
たくさんの神経伝達物質が確認されていますが、その働きが比較的解っているのは20種といわれています。精神活動の面で重視されるのはγ-アミノ酪酸(GABA-ギャバ)、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなどです。

特にドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンを総称してモノアミン神経伝達物質と言いますが、モノアミン神経伝達物質は、情動に大変大きな働きを起こし、また多数の脳内の部位に大きな影響を及ぼすことで知られています。
その一つであるセロトニンが不足すると抑うつ症状や不安が強くなり、睡眠障害が出やすくなるといわれています。

<シナプス(Synapse)>
神経細胞間あるいは筋繊維、ないし神経細胞と他種細胞間に形成される、シグナル伝達などの
神経活動に関わる接合部位とその構造をシナプスといいます。化学シナプスと電気シナプスがある。
シグナルを伝える方の細胞をシナプス前細胞、伝えられる方の細胞をシナプス後細胞という。

 
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