陰性感情〜メンタルヘルス用語集〜

 

陰性感情

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  【メンタルヘルス用語集】-陰性感情

陰性感情

愛と憎しみは紙一重。
相反する感情が突然入れ替わる心理における、矛盾した気持ちの一つを陰性感情といいます。

愛していた妻や夫、恋人に裏切られて、相手を殺害したり傷つけてしまう事件があとを絶ちません。
こうした事態はどうして起きるのでしょうか。
例えば、夫が浮気をしていたことがわかっても、妻への愛がさめていたら、激しい憎しみは生まれてこないでしょう。愛しているからこそ、愛が憎しみに変わり、ときには殺意さえ感じてしまうのです。

愛が憎しみに変わる瞬間は突然やってきます。このように相反する感情が突然入れ替わる心理を、心理学では「カタストロフィー理論」といいます。人間の心には常に矛盾した感情があります。
例えば不快なものを避ける心理と同時に、不快なものに近づきたいという矛盾した気持ち(陰性感情)が潜んでいるわけです。

そうした相反する感情のうち、陰性感情のほうは普段は心の奥深くに抑圧されていますが興奮状態におかれると突然表面に出てくる場合があるのです。

 
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